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動画の逆検索: 動画から人を探す

動画ファイルを直接検索する顔検索エンジンは存在せず、FaceSearch が受け付けるのは JPEG、PNG、WebP の画像だけです。動画に映っている人物を探すには、顔が鮮明で正面を向いている場面で一時停止し、そのコマを画像として保存して、それに対して顔画像の逆検索を実行してください。

最終確認

要点

  • 動画そのものは検索できる入力ではありません。そこから取り出した一コマなら検索できます。
  • 本人がカメラのほうを向き、動いていないコマを選び、頭と肩まで切り抜いてください。
  • 一時停止したコマは写真より甘くなりがちなので、見栄えのする瞬間より静かな瞬間を選んでください。
  • 動画に映る人物を探すことと、動画の出所を探すことは別の作業であり、道具も異なります。
  • 圧縮の強い映像や暗い映像から取ったコマはよく失敗します。同じコマを再実行するより、別のコマを試すほうが安上がりです。

動画を逆検索できるのか

動画のままではできません。動画ファイルを受け取って、そこに映る人物を返す検索エンジンは存在せず、FaceSearch も例外ではありません。アップロードが受け付けるのは JPEG、PNG、WebP の画像だけです。動画の逆検索と呼ばれているものは、実際には二段階の作業です。まず一コマを取り出し、そのコマをふつうの画像として検索します。検索がうまくいくかどうかを決めるものはすべて、そのコマを選ぶ時点で決まっています。

動画から検索できるコマをどう取り出すか

静止画を取り込む手段はどのプラットフォームにも用意されていて、専用のソフトは要りません。方法よりも、どの瞬間を選ぶかのほうが重要です。

  • 動画を再生し、顔が静止していて、光が当たり、おおむねカメラのほうを向いている瞬間で一時停止します。
  • プレーヤーが対応していれば一コマずつ送ります。多くのウェブプレーヤーでは、一時停止中にカンマとピリオドのキーで一コマ移動できます。
  • スクリーンショットを撮り、顔が画像の中で最も大きくなるよう、頭と肩まで切り抜きます。
  • 切り抜きは再圧縮された JPEG ではなく PNG で保存します。二重目の圧縮ノイズを重ねずに済みます。
  • アップロードの前に、保存した画像を原寸で確認します。目や口の輪郭がにじんで見えるなら、別のコマを選びます。

どのコマを選ぶべきか

最良のコマは静かな瞬間であって、見せ場ではありません。動きは顔の照合にとって天敵です。動いている顔は露光の間にぶれ、照合が頼りにしている細かな幾何構造が塗りつぶされてしまうからです。話している最中の同じ人物より、話を聞いている場面のほうが良いコマになります。

選ぶべき避けるべき理由
静止した瞬間や保たれた表情動作の途中や発話の途中動きによるぶれが顔の細部を完全に消してしまう
カメラのほうを向いた顔横顔や視線をそらした状態横顔では比較対象の幾何構造が半分隠れる
安定した均一な光逆光や明滅する場面逆光や色かぶりは顔の起伏を平坦にする
寄りの構図や拡大された画引きの構図や群衆の画小さな顔は圧縮に耐えられない
投稿時の元の画質再生中の動画の画面録画再エンコードのたびにノイズが積み重なる

動画のコマが写真より照合しにくいのはなぜか

動画の一コマは、写真としては写真より劣ります。動画の圧縮は、一枚一枚の鮮明さではなくコマ間の変化に情報量を割り当てるため、一時停止したコマには、同じ場面の静止画なら生じないブロック状の乱れやにじみが残ります。ローリングシャッターは動いている顔をゆがめ、暗い映像は一コマあたりの露光時間が短いぶん、暗い写真よりノイズが多くなり、再アップロードのたびに全体がもう一度圧縮されます。同じ人物がプロフィール写真では簡単に一致するのに、その写真の元になった動画の一コマでは失敗することがあるのは、このためです。

人物ではなく動画の出所を探すには

動画がどこから来たのかを突き止めるのは別の作業で、別の道具が必要です。顔検索が答えるのは画面に映っているのが誰かということなので、出典のない切り抜き、再アップロードされた配信、深層合成が疑われる映像の出所には役立ちません。出所を追うなら、キーフレームかサムネイルを取り出して一般の画像逆検索にかけてください。そちらはファイルの複製や見た目の似た場面をウェブ全体から探します。両方の問いが重要なら順番に実行してください。素材がどこに公開されたかは画像検索で、そこに誰が映っているかは顔検索で調べます。

生配信や画面録画の場合はどうか

同じ原則が当てはまりますが、見込んでおくべき画質の劣化が一段増えます。画面録画は、配信のためにすでに圧縮された映像をもう一度エンコードします。したがって配信の録画から取り出したコマは元の映像から二世代離れており、たいていは手に入る中で最も弱い入力です。プラットフォームが対応しているなら、画面を録画してからコマを取り出すのではなく、静止画を直接取り込んでください。また、配信が追いつくために画質を落としていない場面を選んでください。